看護師の利点は、結婚や出産・育児で一度現場を離れてもまた看護師として働くことが出来ることです。しかし、環境ががらりと変わった時に前と同じ職場が適切とは限りません。人生の優先順位が家庭や子供になった場合、看護師の求人は数多くありますが自分にあった仕事場を選ぶことになります。内視鏡室の看護師は、経験がある方ならぜひおすすめしたい職種です。
病院の規模によって業務内容は異なりますが、他の科と違う点がいくつかあります。1つ目は、勤務時間がほとんど日中のため定時に帰れるということです。外来勤務の看護師は、患者さんが帰るまで仕事があります。医師の判断によるところが多いです。一方、内視鏡室では検査や手術がほとんどですので前もって予約を受け付けその時間帯も検査内容から逆算するため、ほとんど予定通りになります。急患や、夜勤などがないため、プライベートの確保がしやすい職場といえるでしょう。
2つ目は、キャリアアップを図るチャンスがあることです。内視鏡室の看護師の募集は、経験者や資格保有者を条件として求人をだしている病院がほとんどです。他にはクリニックなどは胃腸内科専門で行っているところも求人があります。資格取得者には優遇や手当をだす病院もあるため、再就職の際に資格をとってから再就職するのも一つの方法です。消化器内視鏡技師は、認定医師がいる内視鏡室での勤務を2年以上、指定された勉強会の参加など数日で簡単にとれるものではありませんが、需要が多くなっているため、就職活動中で比較的時間がある時期に準備をして就活に望む看護師もいるほどです。